【コラム】世界を席巻するK-POP、韓国産業化の成功公式を辿ってきた(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.16 16:13
◇先を行くIT技術を利用したビジネスモデル
情報通信技術を利用した革新的ビジネスモデルを素早く取り入れたこともK-POP産業の成功要因だ。さらに進歩した技術を採用するのは後発者の利点だ。K-POPはYouTubeに代表されるグローバルメディア、サブスクリプション経済とプラットフォームビジネスモデル、SNSを利用したリアルタイム疎通、比較的最近登場したショートフォーム(short-form)ビデオ、消費者オーダーメード型コンテンツ生産様式を十二分に活用している。韓流草創期には海外の特定市場に進出する戦略を取ったが、今は現地アルバムを発売したり放送に出演したりする必要が少なくなった。過去のように音楽をCDのような物理的メディアに入れる必要がないため音盤製造と流通過程が消えた。音源はアップルミュージックやSpotify(スポティファイ)などを通して世界同時公開も可能になり、YouTube・TikTok・Vアプリ・インスタライブのようなプラットフォームで消費者と直接つながることができる。一度製作してアップロードしたコンテンツを繰返し再生する限界費用はゼロ(0)だ。スケールアップに費用と時間がほとんどかからない。限界費用ゼロ財貨の間では偏り現象が現れる。成功的なコンテンツは再生回数が数億、数十億に達する。K-POPはジェレミー・リフキン氏が述べた「限界費用ゼロ社会」の特徴をいち早く看破した。関心と再生回数イコール資本だ。2022年をヒットした新人グループNewJeans(ニュージーンズ)が『Attention』を歌ったのは象徴的だ。