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韓国、半導体と対中輸出の酷寒期…貿易赤字今年に入り10日で63億ドル

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.12 11:13
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沈滞の沼に落ちた半導体と中国市場の余波で新年も輸出減少傾向が続いた。10日で貿易赤字は62億7000万ドルを記録した。

関税庁が11日に明らかにしたところによると、1月1~10日の輸出額は138億6000万ドルで前年同期比0.9%減少した。昨年の操業日数が6.5日、今年が7.5日であることを考慮すれば、1日平均輸出額は14.1%減り減少幅がさらに大きくなった。輸入額は201億3000万ドルで同じ期間に6.3%増加した。昨年貿易赤字をあおった原油が6.5%、ガスが12.9%減るなど3大エネルギー源輸入は減ったが、半導体や機械などの輸入が増加し全体の輸入額は増えた。

 
月別貿易収支は昨年3月の1400万ドルの赤字からマイナス成長が続いている。輸出が10~12月に続き4カ月連続マイナス成長となった影響が大きい。高物価と高金利などにともなう世界的な景気鈍化という暴風を抜け出せずにいるからだ。

特に韓国経済の柱と呼ばれる半導体に暗雲が立ち込めている。メモリー半導体を中心に需要不振、単価下落などが長引いている。2021年10-12月期に平均3.71ドルだったDRAM固定価格は昨年10-12月期には2.38ドルまで落ちたとみられる。これに伴い、半導体輸出額は1年前より29.5%急減した。現在の流れならば6カ月連続の輸出減少だ。10大輸出品目のうち半導体と、12.8%減少した鉄鋼などを含め5品目がマイナス成長した。

産業研究院のキム・ヤンペン専門研究員は「今年上半期までは半導体景気が悪化を続け、下半期も対外的変数が多くすぐに反騰するのは容易ではないとみる。現時点ではメモリー半導体の需要減少が目立つが、システム半導体も今年の業績は昨年と比べそれほど良くないだろう」と話した。

最大輸出国である中国に点灯した警告灯も消えていない。中国の景気鈍化が明確な中で韓国の対中核心輸出品目である半導体まで揺らぐからだ。対中輸出額は前年同期比23.7%減った。このままならば8カ月連続で輸出が減少する可能性がある。ただ中国で進行中である新型コロナウイルスの大流行が落ち着けば輸出に肯定的いう見通しも出ている。

延世(ヨンセ)大学経済学部の成太胤(ソン・テユン)教授は「企業の国際競争力を強化するための努力が必要だ。政府は半導体など主要産業投資と関連し法人税のような税金支援に積極的に取り組むべき」と話した。韓国政府は原発と防衛産業、海外プラント・建設など新たな輸出動力を育成し、輸出規制なども積極的に改善することにした。

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