<新年企画>「節約する」エッフェル塔の明かりも消えたパリ…韓国、ドア開けたまま暖房(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2023.01.02 09:59
#先月20日、フランスのパリ。午後11時45分になるとエッフェル塔の照明が数秒後に消えた。午前0時には通りの街灯さえも次々に消え、反対側の歩行者は見えなかった。パリ市はエネルギー消費を10%減らすために主要記念物・公共建物の照明消灯時間を1時間以上繰り上げる。韓国に比べホテルも暖房温度が低くひんやりしていた。韓国人観光客のパクさんは「部屋の中で息が白く見えるほどなら相当なものではないのか」と話した。
#先月27日午後6時、ソウルの明洞(ミョンドン)。氷点下の寒さの中でもドアを開けたまま暖房する店を簡単に見つけることができた。ある化粧品店のスタッフは「お客が不便に思うので開けてある」と話す。3階規模の靴店は入口を大きく開けてあるのに内部は汗が出るほどだった。先月26日、ソウル都心のある百貨店ではコートを脱いで持っている人が少なくなかった。半袖だけ着ている人も見られた。記者が持っていった温度計は24.8度を記録した。顧客のAさんは「ロッカーにコートを脱いで保管しようとする人も多く列に並ばなければならなかった」と話した。
世界はエネルギー効率向上を新たなパラダイムとして強調している。「光の都市」だったパリは明かりを消し、日本は再び原子力発電を拡大することにした。エネルギー効率を上げることこそ最も低価格できれいな新しいエネルギー源という認識からだ。欧州連合(EU)は「Fit for 55」を通じ2030年までに1990年と比べ55%まで炭素排出量を減らすことにした。