【コラム】全面封鎖から180度転換…「両極端」な中国防疫、なぜ科学がないのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.26 16:03
「『ダイナミックゼロ(動態清零、動的ゼロ化)』総方針を揺るぎなく堅持し、中国の防疫方針と政策を歪曲(わいきょく)・懐疑・否定するすべての言動とは断固と闘争せよ」。今年5月5日に開かれた中国共産党(中共)中央政治局常務委員会の指針だ。新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)清浄国を作るという「ダイナミックゼロ」政策は国際的には「ゼロコロナ」政策のほうがよく知られている。ゼロコロナは3月17日常務委員会で初めて公式化された。習近平国家主席が「ダイナミックゼロを堅持して伝染病が拡散・蔓延する傾向を急いで抑制せよ」と述べながらだ。
中国ではコロナ防疫を「人民戦争・総体戦・狙撃戦」と呼ぶ。習主席が「手ずから指揮、手ずから配置(親自指揮親自部署)」した。党史文献研究院が「第19回党大会以来の主要事件年表」に公式に記録した。
中国防疫の最高コントロールタワーは常務委員会7人会議だった。コロナ発生以降公開した常務委員会20回、政治局会会議32回の会議録を見返してみた。