【社説】宇宙時代控えた韓国航空宇宙研究院の内紛、政府がリーダーシップ見せなくては
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.26 11:39
韓国宇宙時代を率いなければならない航空宇宙研究院の内部対立が佳境に入りつつある。韓国の独自技術で成し遂げたヌリ号成功の主役である韓国型ロケット開発事業本部長と補職部長が辞任したのに続き、羅老(ナロ)宇宙センター長まで辞表を出した。航空宇宙研究院院長が最近断行した組織改編と人事に対する反発だった。航空宇宙研究院院長は12日にロケット研究所を新設し、その下に次世代ロケット事業団と韓国型ロケット高度化事業団などを置く組織改編をした。
院長は「多様なロケット研究開発需要を効率的に備えるための改編」と話した。しかし辞任を宣言したロケット本部長と部長は「ロケット開発の特性を理解できない処置」と反論した。ロケット組織をめぐり航空宇宙研究院が混乱に陥り、来年5月に予定された3回目のヌリ号打ち上げと民間企業への技術移転に影響が出ることになった。