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金与正副部長の警告は現実になった…ICBM正常角度発射脅迫、今回も?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.22 08:44
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北朝鮮労働党中央委員会の金与正(キム・ヨジョン)副部長を修飾する言葉は多い。北朝鮮の実質的ナンバー2、金正恩(キム・ジョンウン)委員長の妹、白頭(ペクトゥ)血統、影の実力者、平和のメッセンジャー…。2020年3月に初めて本人名義の談話を発表して北朝鮮の対外メッセージを総括して以降は「対南スピーカー」と呼ばれる。金副部長の談話は単なる個人の意見を越え、北朝鮮の公式立場として解釈されるということだ。外交部・統一部など各政府部処と大統領室が金副部長の談話に直接反応を見せる理由でもある。

金副部長が2年9カ月間に発表した対外談話は23件にのぼる。年度別に2020年に7件、2021年には10件、今年は6件の談話を発表した。金副部長が発表した談話には、主に対北朝鮮ビラ、終戦宣言、「大胆な構想」など南北関係の主な懸案に対する北朝鮮の立場が反映された。時には韓米首脳に対する露骨な非難で談話を満たし、武力挑発に出る前の警告性メッセージを談話に盛り込むこともあった。北朝鮮の「金与正談話活用法」を分析した。

 
<1>露骨な非難に込められた内心

金副部長が発表した談話はほとんどが激しい表現と露骨な非難だった。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を「茹でた牛の頭」に例え、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領には「人間そのものが嫌い」と非難した。しかしこうした暴言の裏に北朝鮮の内心が見えることが多い。

金副部長は2021年3月16日に連合訓練を非難する談話を発表した。特に「3年前の暖かい春の日がまた戻ってくるのは容易でない」とし、連合訓練が続く場合は対話テーブルに復帰しないという点を強調した。当時、韓米は野外実動演習なくコンピューターシミュレーション中心の連合訓練を進めたが、金副部長はこれを非難した。北朝鮮は連合訓練の規模や形式の調整でなく「訓練中止」を望んでいるという意味だった。

金副部長は2020年7月10日に談話で、「委員長同志はトランプ大統領の事業で必ず良い成果があることを祈るという言葉を伝えるようにと述べた」と明らかにした。トランプ前大統領の再選を望むメッセージだった。また米朝首脳会談については「私たちに無益」としながらも「しかし分からない」として先決条件を要求した。結局、金副部長のこの日の談話は米朝対話の拒否ではなく、米朝対話のためには対北朝鮮制裁解除など敵対視政策の撤回が必要だという条件付き呼応メッセージだった。

同じく、韓国政府の対北朝鮮政策にも呼応する考えはないという点を強調すると同時に、状況を反転させるための条件を掲げる場合が多かった。2021年9月の談話では文在寅政権が推進した終戦宣言について「偏見と信頼を破壊する火種を除去しなければいけない」と述べたが、これは二重基準と敵対視政策が撤回される場合は終戦宣言に呼応するという前向きな言葉に近かった。

今年8月に発表された尹錫悦政権の非核化ロードマップ「大胆な構想」については「愚かさの極致」と批判したのも、非核化を要求する前に対北朝鮮制裁を緩和して連合訓練を中断すべきとの要求と解釈される。

<2>強く叩けば反応する

金副部長は北朝鮮体制の安定を脅かす言葉と行動に特に激しい内容の談話を発表した。2020年6月6日、対北朝鮮ビラ散布を「人間のクズ」と批判したのが代表的な例だ。特に対北朝鮮ビラ散布を主導する脱北民と関連団体に向けて「人間の値打ちのないクズども」「野獣にも劣る人間のクズ」など露骨な表現を使った。それだけ北朝鮮首脳部が対北朝鮮ビラに敏感であることを見せている。

2021年1月12日には韓国軍の合同参謀本部が北朝鮮の深夜閲兵式を把握して発表したことに対し「他人の家の慶祝行事に軍事機関が出てきて『状況捕捉』『精密追跡』などと敵対的な警戒心を表出するのは南朝鮮だけ」と批判した。

特定の人物に対する非難もあった。金副部長は2020年12月9日、当時の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を名指ししながら「前後の計算もなく妄言を吐く」と非難するメッセージを浴びせた。康前長官が北朝鮮の「感染者0人」主張について「これは少しおかしな状況」と疑問を提起したことに対する反応だった。

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