食糧難にも扉閉ざす北朝鮮…モニタリングは拒否、内部は締め付け強化
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.08 17:57
春の日照り、夏の洪水、日照量不足など気象悪化で今年の作況に打撃を受けた北朝鮮が国際社会の人道的支援に対するモニタリングを受け入れずにいる。新型コロナウイルス遮断を表向きの理由として掲げているが、北朝鮮は以前にも人道的支援に対する外部のモニタリングに対し強い拒否感を見せた。その過程で内部の劣悪な経済・人権状況が表れることを懸念するためだ。
米政府系ラジオのボイス・オブ・アメリカ(VOA)は8日、欧州委員会傘下人道支援事務局(ECHO)報道官が「2023年の人道的支援計画に北朝鮮も含まれているか」という質問に、「検証に向けた職員のアクセスができなければ追加人道的支援を提供できない」と答えたと報道した。
北朝鮮はコロナ禍が始まった2020年初めに防疫措置を名分として自国内に滞在する国際機関のスタッフを撤収させた。現在国際社会の人道的支援をモニタリングするスタッフはいない状況だ。これに伴い、昨年から始まった災害対応と食糧安全保障に関するプログラムが中断され、一部事業だけ完了できたというのがECHOの説明だ。