住民を捨てた金正恩「核突進10年」…北朝鮮のコロナ悲劇を呼んだ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.16 15:44
北朝鮮では一度突破された新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)がどのような手立ても追いつかないほど急激に拡散している。ワクチンはもちろん、まともな解熱剤すら完備されておらず、さらに大きな被害が懸念されている中で、より根本的原因は結局金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が過去の執権10年間、住民の安全および生命権よりも核・ミサイル開発を優先視したところにあるという指摘だ。このような人権軽視が階級や成分を問わないパンデミックという触発剤に会って大型災難として発現しているというのだ。
16日、北朝鮮メディアは14日18時から一日の間に有熱者39万2920人余りが新たに発生したと報じた。診断キットが不足している北朝鮮では感染者や感染疑いの代わりに有熱者と表現しているものと推定される。北朝鮮メディアは4月末から全国的有熱者が121万3550人余り報告されたと伝えた。