「残してきた家族が腹をすかせている」 脱北者の故郷への送金、10倍に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.08 08:17
咸鏡北道穏城(ハムギョンブクド・オンソン)出身の脱北者Aさんは最近、眠れないことが多い。Aさんは「10月末に両親と電話したが、状況が非常に良くなく、周辺では亡くなる人々も絶えないという話を聞いた」とし「両親は毎月20万ウォン(約2万円)送ってくれれば充分だと言ったが、今回は200万ウォンを送った」と話した。
韓半島(朝鮮半島)最北端に位置する穏城は中朝の境界隣接都市だ。同地の住民は相当数が密貿易で流入した食糧と物資を市場でやり取りしながら生計を立ててきた。ところが北朝鮮当局が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡散を防ぐために市場を閉鎖して直撃を受けた。加えて急斜面に作った畑も去年の夏の大雨で流されて食糧事情が悪化した。