韓国、物流まひ拡散…ガソリンスタンド休業続出、石油・鉄鋼業界の被害3兆ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.12.05 10:23
「引き続き供給を催促しているが、会社からは『いつ可能かわからない』という答ばかり返ってくる。これ以上営業するのは意味がなさそうで従業員にあすは出勤しないよう言いました」。
ソウル・西大門区(ソデムング)でガソリンスタンドを運営しているAさんは4日、中央日報との電話でこのように訴えた。彼は貨物連帯のストの余波でガソリンを確保できず、この日店を閉めた。現時点ではあすにも事情が変わりそうにない。近隣の別のガソリンスタンドも3日前にようやく確保したガソリンが再び底をつき2度目の「開店休業」に入った。
韓国政府の業務開始命令後に物流量が少しずつ回復傾向を見せている港湾とセメント業界とは違い、石油精製、鉄鋼、石油化学業種では物流まひにともなう影響が雪だるま式に拡大している。秋慶鎬(チュ・ギョンホ)経済副首相兼企画財政部長官は、「石油精製、鉄鋼、石油化学などだけで3兆ウォン規模の出荷支障が発生した」と話した。