韓国、梨泰院惨事の国政調査で合意…大統領室も含む
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.24 06:54
与野党が梨泰院(イテウォン)惨事の真相究明のための国政調査を実施することで23日、合意した。調査対象には国政状況室など大統領室の一部も含まれた。
国民の力の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表と共に民主党の朴洪根(パク・ホングン)院内代表など両党院内指導部はこの日午後、国会で記者会見を行い「『龍山梨泰院惨事真相究明と再発防止のための国政調査』を実施することで合意した」と明らかにした。朱院内代表は、「国政調査は強制手段がないため、強制力を動員した捜査が真実を明らかにするのに最も効果的だ」としながらも、「多数議席を持つ民主党が明日一人でも(国政調査計画書を)議決すると言っており、予算案が処理されれば与野党が力を合わせることで合意した」と述べた。朴院内代表は「政治的目的ではなく、ありのままの事実究明に最善を尽くす」と述べた。
国政調査は24日、国会本会議で国政調査計画書を議決した瞬間から始まり、45日間行われる。機関報告や現場検証、聴聞会などを経て1月7日に終えるが、本会議の議決で延長できるという但し書きを付けた。国政調査特別委員会は、民主党9人、国民の力7人、非交渉団体2人で構成される。民主党は権七乗(クォン・チルスン)議員ら特委の名簿を金振杓(キム・ジンピョ)国会議長に提出し、民主党の委員長は禹相虎(ウ・サンホ)議員が務める。国民の力は同日、幹事を務めるイ・マンヒ議員ら7人の委員を決めた。非交渉団体では汎野党圏の正義党のチャン・ヘヨン議員と基本所得党のヨン・ヘイン議員が参加する予定だ。