【噴水台】訪韓したビン・サルマン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.22 15:15
サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン・アール・サウード皇太子(37)が短い訪韓期間、強力な印象と贈り物を残した。ビン・サルマン皇太子は時価総額が約2兆ドルにのぼるサウジ国営石油会社アラムコの大株主だ。アップルに続いて世界で2番目に大きい企業だ。ビン・サルマンに会った韓国財界の総帥の資産をすべて合わせても及ばないことを見せる写真がインターネット上に広まった。今回の訪韓を記念して韓国企業と計300億ドル規模の事業契約および業務協約(MOU)を締結したと伝えられた。
ビン・サルマンは「サルマンの息子」という意味だ。名前を解釈すると「アール・サウード家門、サルマンの息子ムハンマド」だ。父サルマン国王は2015年、兄ナイフ国王を継いで即位した。2017年には皇太子だった甥ムハンマド・ビン・ナエフを廃位させ、息子を皇太子に格上げした。9月には国王が首相を兼職する慣例を覆して皇太子を首相に任命した。サルマン父子は兄弟相続で王位が継がれてきたサウジ王室の伝統を破り、父子相続時代を開いた。