100兆ウォンをまいた…24時間足らずで韓国経済を動かしたサウジ皇太子
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.18 08:12
「ミスター・エブリシング」(Mr.Everything)が韓国経済に地殻変動を起こした。17日に訪韓したサウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が韓国企業に最大100兆ウォン(約10兆円)をまく見通しだ。韓国企業は「Kテック」を前面に出しながら、人類最大の事業と呼ばれる「NEOM(ネオム)シティ・プロジェクト」参加を宣言した。24時間にもならない訪韓期間に韓国産業界を動かしたということだ。サルマン皇太子は2兆ドルと推定される財力で何でもできるという意味で「ミスター・エブリシング」と呼ばれる。
この日、一日の間に韓国企業とサウジ政府・企業は26件の契約・了解覚書(MOU)を締結した。ほとんどがサルマン皇太子が主導するNEOM関連の事業だ。NEOMは紅海のアカバ湾の東側に建設される先端未来新都市。総事業費5000億ドル(約70兆円)を投じて砂漠・山岳地域の2万6500平方キロメートル(ソウルの44倍)の面積を人工都市に変える。アカバ湾からNEOM国際空港まで170キロ区間に幅200メートル、高さ500メートルの超大型ガラス壁を建てて、細長い線形都市を造成するプロジェクトなどが含まれる。ロッテタワー(高さ555メートル)のような建物がソウルから江陵(カンヌン)まで続くと考えればよい。