司法リスク現実化、危機に向かう韓国最大野党(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.21 13:31
拘束された鄭鎮相室長と金湧(キム・ヨン)民主研究院副院長の党職維持が党内の葛藤の触媒になるという分析もある。首都圏のある非明系議員は「鄭室長の拘束をきっかけに本格的に党内の不満が出てくるだろう」とし「党指導部に対する公開的な反発が迫っている状況」と話した。
与党・国民の力は待っていたかのように親明系議員らの集会出席を狙って攻勢をかけている。鄭鎮碩(チョン・ジンソク)国民の力非常対策委員長は20日、「民主党は李在明代表を救出するためにアスファルトの上で『尹錫悦政権退陣』を叫びながら決意を固めている」とし「自分たちを人質にして死地を脱出しようとする李在明を救うという非理性的な『ストックホルム症候群』から抜け出すことを望む」とフェイスブックでコメントした。ストックホルム症候群とは、人質が人質犯に同化されて非理性的な行動をする犯罪心理学用語だ。