【コラム】韓国、基礎学力未達の生徒10年間で6倍…専攻・職業不一致はOECD1位(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.15 10:43
2024学年度の高麗(コリョ)大学の入試要綱で英語英文学科の定員は100人で、30年前と大きく変わらない。他の6カ国語の言語文学科も35~51人ずつ募集している。反面、産業需要が高い次世代の通信学科と半導体工学科は定員外で30人だけ募集している。大学の専攻構造が現実を反映できず、数十年間、過去の枠組みを維持しているのだ。
ソウル大学コンピューター工学部の定員も80人だけだ。15年間55人だった定員を2020年以降、増員した。一方、スタンフォード大学はエンジニアの需要が急増したことを受け、コンピューター工学科の定員を2008年に141人から745人に増やした。金COOは「産業の変化に歩調を合わせて専攻の需要を素早く調整してこそ企業と大学が共に発展できる」と述べた。
韓国統計庁の社会調査によると、専攻と職業が一致していないと答えた4年制大卒者の割合は2010~2020年に29.7%→33.7%と増え続けた。昨年11月、韓国経済研究院が経済協力開発機構(OECD)青年(25~34歳)雇用現況を分析した結果でも、専攻・職業間ミスマッチが深刻な国として韓国(50%)が22カ国中1位だった。