【コラム】太平洋戦争当時に教育退行、日本はどこへ向かうのか…「韓日の歴史認識差に懸念」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.05.01 10:20
日本は新年度が4月に始まる。そのため4月初めになると新しい気持ちで少しときめいたりもする。ところで今年4月初めに朝日新聞記者は「心が崩れそうなことが会社で起きた」「同僚だが理解し難い」などSNS上に相次いで悲壮な投稿をした。何が起きたのかと思ったら朝日新聞編集委員の峯村健司記者が安倍晋三元首相に関する記事を発行前に見せてほしいと雑誌社に要求したということだ。朝日新聞と関連のない週刊ダイヤモンドの記事だ。さらに衝撃的なのは峯村記者はその雑誌社の担当者に「安倍元首相がインタビューの中身を心配されている。私が全ての顧問を引き受けている」と話したということだ。雑誌社から抗議を受けた朝日新聞は内部調査を実施し、峯村記者に対して停職1カ月の懲戒を下した。
他のメディアの記事を発行前に見せてほしいと要求するのは記者としてやってはならないだけでなく、「安倍元首相の顧問」を云々したことは朝日新聞の公正性まで疑いを受けかねないことだ。誠実に取材し執筆する多くの記者たちを考えると残念だ。朝日新聞の記事によると峯村記者は安倍元首相の友人として外交・安保に関する話を交わす仲だという。