【コラム】韓国、核開発・再配備・共有いずれも「得より失」(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.11.13 12:03
北朝鮮はこの2カ月間になぜこれほど集中的にミサイルを発射し挑発したのだろうか。 彼らは韓米合同演習を口実としている。しかし韓国の立場で見れば韓米合同機動演習は避けられなかった。2018年から本格的規模の韓米軍事演習が中断されてから4年間に北朝鮮はミサイルと核能力を高度化するのに使っていたことが明らかになった。例えばKN23短距離弾道ミサイルはとても低い高度でとても速く飛行するためレーダーで探知し迎撃するのが困難だ。戦争初期に韓国軍と米軍の基地を全面攻撃して機先を制するという用途であろう。このほかにも潜水艦発射ミサイル(SLBM)は韓国の防衛体制の後方を叩く可能性がある。
こうしたリスクに備えて合同機動訓練を通じて抑制、防衛と戦闘態勢を強化するのは当然だ。北朝鮮側がこれに対し反発するのは「われわれはあなたを攻撃するために必要なことを全部するので、あなたは静かに座っていなさい」という話も同然だ。