梨泰院惨事のずさんな対応疑惑、警察庁長官室など55カ所家宅捜索へ…関係者の相次ぐ召喚予告(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.09 07:38
「梨泰院(イテウォン)惨事」のずさんな対応疑惑を捜査中の警察庁特別捜査本部が8日午前、尹熙根(ユン・ヒグン)警察庁長官と金光浩(キム・グァンホ)ソウル警察庁長執務室など55カ所に対する家宅捜索を行った。この日の押収捜索は地方自治体・消防当局の指揮・報告ラインと警察指揮部の過失有無究明に焦点が当てられた。特別捜査本部が7日に立件したイ・イムジェ前龍山(ヨンサン)警察署長と柳美眞(リュ・ミジン)総警などに対して業務上過失致死傷および職務遺棄などの疑惑立証が可能かについても関心が集まっている。
特別捜査本部の同日の家宅捜索対象は、警察や龍山区庁、消防やソウル交通公社の4機関に分類される。龍山区庁は災難安全法上の災難管理責任機関であり、消防は緊急救助機関、警察は緊急救助支援機関に該当する。ソウル交通公社の場合、惨事当日、梨泰院駅の無停車要請をしたかどうかをめぐって警察と真実攻防を繰り広げている。これに関連して特別捜査本部のある関係者は「事故関連警察や龍山区庁、消防などすべての機関に総体的な問題があったと疑われる」と伝えた。
警察の場合、梨泰院の人出が集まったことに関連して安全対策を事前に疎かにしたかどうかと事故前後の対応および報告過程が調査の焦点だ。