【時論】梨泰院事故のトラウマに賢く対処しよう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.11.02 11:32
10月の最後の週末、ソウル市内でとんでもない大きな圧死事故が発生した。龍山(ヨンサン)の狭い路地で156人(14カ国の外国人26人を含む)が死亡したが、ほとんどが若者だった。彼らは3年も続いたコロナ禍によって友達すら自由に会うことができず、各自の寂しさと孤立感に耐えてきただろう。
一部の中高生を含んでほとんどの10~30代の若者は久しぶりに解放の喜びを享受しようとハロウィンフェスティバルに参加した。ところが、偶発的に起きた大規模な圧死事故により大きな犠牲者が発生し、多くの国民の心を痛めている。愛する息子や娘の突然の悲報に接した遺族の衝撃と悲しみは、計り知れないようで残念だ。遺族とともに残酷な状況で生き残った生存者たちもしばらく心理的なトラウマをひどく体験するものとみられて懸念される。