【寄稿】北核対応「ミサイル1万発」確保はどうか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.27 14:20
北朝鮮が最近、貯水池から発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)は、数多くの挑発の中でも核実験の次に深刻な実際的な脅威と考えられる。潜水艦がなくても水中から隠密に弾道ミサイルを発射できるからだ。北朝鮮は2017年の6回目の核実験と「火星15」大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射以降、非核化をすると欺まんしながら交渉の場に出てきてたが、結局、時間稼ぎにすぎなかった。まさか同族に使用する核兵器でないはずという純粋な主張もあった。
しかし北朝鮮は9月、非核攻撃が迫っても核を使用すると「核武力政策法」に明示した。いわゆる核の先制使用法制化だった。北朝鮮が過去5年間、韓半島(朝鮮半島)平和を叫びながら韓国を狙った核ミサイル開発に没頭したのは明らかだ。固体推進弾道ミサイルに集中し、回避機動と正確度技術を開発して発射台を多角化した。特に貯水池に作った水中発射場は発射兆候の把握が難しく、韓国側の先制打撃が可能かどうか懸念される。おそらく北朝鮮戦略軍は韓国の先制打撃体系キルチェーンを回避する創意的な手段を見つけたと自負するだろう。