ヒロポン急増する韓国市場…「キムチプレミアム」付く理由あった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.15 12:15
#仁川(インチョン)税関は最近、米国からケタミン7.3キロを密輸した容疑者を検挙した。ケタミンは動物用麻酔剤として使用されるが、人体に投薬する場合は興奮と幻覚作用を誘発するため麻薬類に指定されている。税関は米国土安全保障捜査局(HSI)と協力し、国際統制配達(Controlled Delivery)で容疑者検挙に成功した。統制配達とは、麻薬犯罪容疑者の身元を確認するために捜査機関が監視する状態で麻薬類を隠した貨物を通常手続きで配達する捜査技法をいう。
#6月、仁川空港物流倉庫にドミニカの職印が押された特送物品が到着した。中国茶の包装紙の中には茶の葉と共に大麻草128グラムが入っていた。仁川税関は茶に見せかけて大麻草を密輸した外国人4人を検挙した。
有名人の麻薬事件が少なからず発生する中、密輸した麻薬を摘発する最前線は慌ただしく動いている。仁川空港と仁川港で麻薬摘発を担当する仁川税関の人たちだ。最近は麻薬密輸が大型化している。メタンフェタミン(ヒロポン)密輸規模は1グラム単位から1キロ単位に増えた。仁川税関が摘発した1キロ超過のヒロポン密輸件数は今年1-8月で36件にのぼる。1キロ超過のヒロポン密輸は2019年が22件、20年が18件、21年が29件と増加傾向にある。仁川税関のムン・フンホ麻薬調査第1課長は「税関が摘発した密輸1件あたりのメタンフェタミン平均重量は2019年の約1キロから今年は1.6キロに増えた」と話した。