TSMC7-9月期売上28兆ウォン…「サムスン抜いて半導体1位有力」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.10.10 09:48
ファウンドリ(半導体委託生産)世界1位の台湾TSMCが今年7-9月期に世界半導体市場を席巻する見通しだ。これまでトップを走っていたサムスン電子の主力であるメモリー半導体市場には「寒波」が到来している反面、アップルを主要顧客としているファウンドリ業界には「春」がやってきているためだ。
9日、各企業や金融投資業界によると、TSMCは今年7-9月期に6131億4300万台湾ドル(約2兆8100億円)の売上を記録した。TSMCは9月の売上が2082億4800万台湾ドルで史上最大を記録したと7日に発表していた。これに伴い、7-9月期基準でサムスン電子とインテルを追い抜いたものとみられる。市場調査会社「ICインサイツ(IC Insights)」もTSMCの7-9月期の売上を4-6月期比11%増となる202億ドル(約3兆円)と見通し、「サムスン電子を抜いて世界半導体1位になるだろう」と展望した。