韓国半導体、好況でも時価総額90兆ウォン蒸発…「チップ同盟」が超格差の機会だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.20 08:43
バイデン米大統領が韓国訪問の最初の日程で、20日にサムスン電子平沢(ピョンテク)半導体工場(平沢キャンパス)に向かう。米国の大統領が最初の日程で国内企業を訪問すること自体が異例だ。自国を中心に半導体サプライチェーンを再編しようという米国の意中が反映されている。尹錫悦(ユン・ソクヨル)韓国大統領も同行すると予想され、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が出迎える。今回の訪問はグローバル半導体覇権競争の真ん中に立つ韓国(K)-半導体の地位と現住所を象徴的に表す場面になるという解釈もある。
◆バイデン大統領の平沢訪問、韓国の戦略的重要性が浮き彫りに
文在寅(ムン・ジェイン)政権で青瓦台経済補佐官を務めた金顕哲(キム・ヒョンチョル)ソウル大国際大学院教授は「米国は中国を排除してグローバルサプライチェーンを再編しようとする」とし「その核心が半導体であり、韓国の戦略的重要性がさらに浮き彫りになった」と述べた。朴栄俊(パク・ヨンジュン)ソウル大電気情報工学部名誉教授も「中国に奪われた製造業の主導権を取り戻そうとする米国の立場で、半導体製造強国の韓国と手を握ることが米国の先端製造業の競争力に直結するということを認識した動き」と解釈した。