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166台のテレビで制作したナム・ジュン・パイクの『亀』…蔚山美術館所蔵品第1号になった理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.12 10:43
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◆蔚山市立美術館、23日まで白南準特別企画展

蔚山(ウルサン)市立美術館第2展示室にはテレビ166台で亀の形を作った作品『亀』がある。横10メートル、縦6メートル、高さ1.5メートルの大型の亀だ。これは世界的メディア・アーティストの白南準(ペク・ナムジュン、ナム・ジュン・パイク、1932~2006)が作った作品で、蔚山市立美術館の所蔵品第1号でもある。

 
今年開館した蔚山市立美術館は、23日まで白南準生誕90周年特別企画展第2部「大地のアバター、亀」を開催し、白南準の『亀』を展示する。1993年にドイツで製作された亀は、自然と技術、東洋精神と西洋文物の結合という白南準特有の美学を表す代表作と評価される作品だ。

蔚山市立美術館関係者は「韓国で生まれた後、日本とドイツで勉強し、米国で生涯を終えた白南準は世界市民だった」とし「彼は東洋と西洋の世界観を超越した作品を残したが、その1つが『亀』だ」と述べた。

◆蔚山市立博物館の白南準『亀』収集

蔚山市立美術館は開館を準備していた昨年7月、美術館の最初の所蔵品として『亀』を収集した。当時、ソ・ジンソク蔚山美術館長は「国内で亀の図像が初めて発見された文化遺産の蔚山盤亀台岩刻画の価値を高めるために白南準の『亀』を蔚山市立美術館所蔵品第1号にした」と説明した。

東洋で神聖な動物と考えられる亀は蔚山と深い関係がある。蔚州郡彦陽邑大谷里(オニャンウプ・テゴンニ)には国宝第285号の盤亀台岩刻画がある。盤亀台岩刻画は、先史時代の人々の生活の様子を示す岩に刻んだ絵だ。「盤亀台」という名称は岩の絵の周辺の地形が昔から亀が伏せている姿に似ているからと言われているため付けられた。盤亀台の上段部には、多産と豊かさを象徴する亀の姿も鮮明に刻まれている。蔚山市は現在、盤亀台岩刻画の世界遺産登録を推進中だ。

また、白南準の『亀』はメディアアート特化美術館を目指す蔚山市立美術館の所蔵品第1号としても特別な意味を持つというのが蔚山市立美術館の説明だ。

◆亀は蔚山と深い縁

蔚山市立美術館は「韓国産業首都」という地域特性を生かし、メディアアート中心の美術館を標榜している。蔚山市立美術館は今年1月の開館当時、「メディアアート中心の『未来型美術館』を標榜し、地域のアイデンティティを土台に自然と技術、産業と芸術の調和を模索する展示と事業で世界的な美術館に成長することが目標」とした。

よって、美術館の所蔵品第2号、第3号も白南準の作品だ。蔚山市立美術館所蔵品第2号『システィーナ礼拝堂』は「20世紀の天地創造」とされ、美術史的に価値が非常に高い作品だ。白南準はこの作品で1993年、ベニス・ビエンナーレの最高の賞・金獅子賞を受賞した。この作品は2019年に英国テート・モダン美術館で開催された「白南準回顧展」で最も注目された作品でもあった。

所蔵品第3号の『ケージの森、森の啓示』はビデオアートに自然と生態というテーマを取り入れた作品だ。白南準は自身が芸術的に大きく影響し合った前衛音楽家ジョン・ケージ(John Cage、1912~1992)への畏敬の念を込めて、彼の名前と同じ発音の鳥かご(ケージ)を用いて作品世界を具現化した。

特に、『ケージの森、森の啓示』は人間と自然、技術と生態の結合を象徴的に見せ、「生態庭園都市・蔚山」のイメージにもよく合っている作品という評価を受けている。

蔚山市立美術館は広域市昇格25年目にして初めてできた公共美術館だ。2019年8月に着工した美術館は6182平方メートルの敷地に建物延べ面積1万2770平方メートルで地下3階、地上2階の規模で完成した。建設に投入された予算は計677億ウォン(約70億円)だ。

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    166台のテレビで制作したナム・ジュン・パイクの『亀』…蔚山美術館所蔵品第1号になった理由

    2022.09.12 10:43
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    先史時代の生活の様子が如実に描かれた盤亀台岩刻画の実測図面。上段部に亀が描かれている。[写真 蔚山大学盤亀台岩刻画遺跡保存研究所]
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