「フリーズ・ソウル」大成功…韓国美術のチャンスか危機か(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.09.05 11:25
博物館や美術館の展示ではない。販売目的の大きな美術市場だ。ところが、発売された商品がただならない。古代エジプトのミイラが収められた木の棺桶もあり、20世紀の現代美術の巨匠ピカソの本物の素描や絵画もある。美術館でしか見られなかったシャガール、モランディの小さな作品もある。作品の価格は数十億ウォン(数億円)だ。
世界的なアートフェア・フリーズ(FRIEZE)が初めて韓国で開催した「フリーズ・ソウル」(以下、フリーズ)と韓国画廊協会が開く韓国国際アートフェア「KIAFソウル」(以下、KIAF)が2日、ソウルCOEX(コエックス)で開幕した。連日盛況だ。開幕日からVIP観覧客が長蛇の列を成し、4日にも展示場の入口は観覧客でごった返した。COEX1階A・BホールのKIAFに164軒、3階C・Dホールのフリーズに110軒余りの300軒近いギャラリーが市場に参加した。