【中央時評】「THAAD3不」廃止方法、このままでよいのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.31 10:27
政府が「THAAD(高硬度防衛ミサイル)3不」から抜け出そうとしている。正しい方向だ。ところがそのアプローチがあまりにも安易に見えて不安だ。政府は「THAAD3不は約束でも合意でもなく前政権の立場であるので守らない」という言葉でTHAAD3不を廃止しようとする。それで後に問題が生じないのか憂慮される。
「THAAD3不」が出てくるまで前政権の安保室が中国と長期間の水面下協議をしたというのは公知の事実だ。その結果、相互措置をめぐる了解があった。韓国側の措置が「THAAD3不」だ。外交長官が世界に向けてTHAADに関連する3つをしないと明らかにした。しかし「経緯がこのようであり、約束でも合意でもないので守らない」という一言で済ませるのは難しい。前政権の立場だから守らないという言葉も、前政権が単独で決めた立場ならまだしも、相手国と協議して出てきた発表なら簡単なことではない。