【時視各角】通貨スワップは「隠密に偉大に」=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.05.16 11:44
2017年10月12日(日本時間10月13日)。夕方にワシントン特派員から急に連絡があった。米ワシントンで開催された主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁の業務夕食会に出席した当時の金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相と李柱烈(イ・ジュヨル)韓国銀行(韓銀)総裁が記者懇談会を開くということだった。夕食会の途中に行事場所の外に出た2人は、集まった記者の前で韓中通貨スワップの延長を明らかにした。
当時、THAAD(高高度防衛ミサイル)配備をめぐり韓国と中国の葛藤が深まっていた。韓中通貨スワップが延長されるかどうかは不透明だった。満期日(10月10日)の朝の「事実上の延長合意」という中央日報の単独報道について、李総裁が「(通貨スワップは)交渉相手があるものであり、まだすべてのことが完結したわけではない」と述べてから4日後の公式確認だった。