【韓半島平和ウォッチ】尹政府「大胆な構想」、北朝鮮の「大胆な選択」引き出すには(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.23 16:04
◆大胆な構想と米戦略が同調和してこそ
4つ目、国連の北朝鮮制裁免除や緩和問題は韓国と国際社会が持っている非常に有効なレバレッジなので、北朝鮮の核廃棄完了時まで節約して使わなければならない。現在、強力な国連北朝鮮制裁構造は2006年以降10年余りにわたる総力外交努力の産物であり、中露まで参加させて構築した国際社会の貴重な資産だ。ハノイ会談で金正恩(キム・ジョンウン)が5つの核心制裁解除に注力したことは制裁がどれくらい苦痛だったかを端的に示している。北朝鮮はその後、中露を通じて制裁解除を必死に要求している。経済分野の大胆な構想の一環として、制裁の堤防が一部でも開かれる場合、全体制裁体制に及ぼす影響を綿密に検討する必要がある。例外理由がないわけではないが、ひとたび少しずつ解除されれば米国と中露間の対立が持続する現状況で再導入は難しいだろう。