韓国THAAD配備に驚いていた中国…「日本ミサイル1000発」には報復の言及なし
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.23 07:16
22日、中国官営メディアが前日日本が中国を狙って中射程(中距離)巡航ミサイル1000発を配備するという報道に「改憲のための手段にすぎない」としながら低評価を下した。2016年、韓国が北朝鮮ミサイル防衛のための武器「THAAD(高高度防衛ミサイル)体系の配備を検討するとして大々的な報復を警告していた様子とは異なる。
この日、中国「人民日報」の姉妹紙「環球時報」は3面トップ記事である「韓米、5年ぶりに大規模軍事演習再開」の下の3段記事で「日本メディア:日本、中距離弾道ミサイル1000発配備を考慮」という記事を載せた。前日に「(日本)政府が長射程ミサイルの大量保有を目指すのは、日米と中国のミサイル攻撃能力の差が開きすぎているためだ」としながら「中国は日本を射程に収める地上発射型の中距離弾道ミサイルを約1900発、中距離巡航ミサイルを約300発保有しているとされる」と指摘した読売新聞の報道を引用した。
環球時報は中国本土を狙うミサイル配備の動きに対して、「すでに予想していた事案」という反応を示した。中国軍事専門家の宋忠平氏は同紙に対して「日本は2020年と2021年にすでに中距離巡航ミサイルの増やすなど『反撃能力』強化を明らかにしていた」とし「1000発以上の中距離弾道ミサイルは数字にすぎず、日本が中距離巡航ミサイルを大量に生産できる能力を備えたという意味」と分析した。宋氏は続いて「ここ数年間、日本は『専守防衛』を打破しようと努めながら『集団的自衛権』の解除を叫び、自衛隊に攻撃と防御を兼備できる能力を備えさせた」と付け加えた。