文政府「日本哨戒機に追跡レーダー照射しろ」…事実上の交戦指針(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.18 07:08
また「日航空機対応指針」が日本を韓国の軍事管轄権に対して友好的ではない中国・ロシアよりも強硬に扱っている点が問題だという指摘もある。軍事的に緊張を緩めてはいけない中国・ロシア軍用機に対する対応は、日本とは違って第三国と同じように積極的警告通信など4段階までがすべてだった。
実際、最近韓国の領空を侵したのはロシア軍用機だった。ロシア空軍の早期警戒機「A-50」は2019年7月23日午前9時1分ごろ、独島領空を2回侵犯した。当時、韓国空軍の戦闘機「F-16」が機関砲で警告射撃をしながらロシア早期警戒機を領空の外側に追い出した。ロシア早期警戒機の領空侵犯はロシアの戦略爆撃機「Tu-95」と中国戦略爆撃機「H-6」の連合編隊がKADIZを我が物顔で行き来する過程で起きた。戦略爆撃機は核攻撃が可能だ。
追跡レーダー照射が引き起こしかねない外交・軍事的爆発性のために、2019年2月軍当局が「日航空機対応指針」を作った際、軍内部からは「日本と戦争をしようということか」という批判が多く出ていた。関連事情をよく知る匿名の政府消息筋は「『日航空機対応指針』は青瓦台(チョンワデ、旧大統領府)安保室が主導し、軍当局の原案よりも強硬に作った」と話す。