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【時視各角】半地下の悲劇、女性3代=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.17 11:33
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記録的豪雨でソウル都心が水浸しになった先週、外信も一斉にニュースを伝えた。映画『パラサイト 半地下の家族』で広く知られた「半地下」が実際の人の命を奪う現場を報道しながらBBCは「現実での結末はさらに最悪」とした。韓国語の「半地下」を意味する「banjiha」は韓国的な住宅不平等の象徴であり社会的弱者であるほど災害に弱く、経済的不平等が生存の不平等につながることがあるということを見せる社会的メタファーになった。

豊かではなくても幸せな家族だった。周囲の人たちは彼らを明るくやさしい家族として記憶する。発達障害者を含む40代の姉妹と小学生の娘が同じ場所で命を失った新林洞(シンリムドン)半地下家族の話だ。当日午前に入院した70代の老母は幸い難を逃れたが、家族の悲劇をどうして乗り越えて生きていくのか気の毒なばかりだ。

 
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は就任後初めて災害現場を訪れたが、現場写真を大統領室が広報用カードニュースにして議論だけ起こした。大統領がしゃがんで半地下の窓の中をのぞき込む写真に「浸水被害地域現場点検-国民安全が最優先です」というキャプションを付けた。国民が安全でない災害現場の主人公が大統領であるはずがない。「災害を国政広報に利用している」という批判があふれた。

呉世勲(オ・セフン)ソウル市長は10~20年以内に住宅用地下・半地下建築物の完全撤廃を宣言したが、安い部屋を探して地下に流れ込んだ人たちはどこへ行けという話なのかという抗弁が出てきた。政策方向は正しいが具体的な設計案が不備で、2010年の水害の際に出した計画と大きく変わらないとの指摘も出た。今回の集中豪雨が気候変動の一環で今後気象異変はさらに頻繁になるとみられるのに、猛暑により屋根部屋で事故が相次げば屋根部屋をすべてなくそうというのか。実際に猛暑の最中だった昨年8月にソウルのある屋根部屋では1人暮らしをしていた30代の男性が死亡1週間後に見つかったこともあった。脳の障害と難治疾患を患う生活保護受給者だった。

新林洞の家族は女性3代が一緒に住んでいた。持病がある70代の母、生活保護受給者でダウン症の発達障害の姉、そして13歳の娘まで4人家族を百貨店の免税店で協力企業所属の販売スタッフとして働く40代の女性家長が扶養した。ワーキングマザーとして生計の責任を負い、育児に、病気の母と障害を持つ姉の世話まで引き受けた彼女の肩がどれだけ重かったか推察するのもはばかられる。外部からの侵入とのぞき犯罪に弱い半地下住宅はよく防犯柵を設置するが、この家は女性だけが住むので高さ30センチメートルの窓4個すべてに防犯柵を付けた。救助に出た隣人たちが防犯柵を壊そうとしたが力不足だった。安全に暮らすために設置した防犯柵すら暮らしの安全を奪ってしまった悲惨なアイロニーの現場だ。

新林洞の惨事の前日には上道洞(サンドドン)の半地下の部屋で廃品回収をする老母とともに暮らす50代の発達障害の女性が豪雨で命を失った。高齢者、障害者、半地下、貧困、住宅安全不備のようなキーワードが重なる。セーフティネットが脆弱で個人と家庭にまかせた障害者のケア問題も社会的課題として浮上した。政府が、政治が、すべきことはとても多い。

それでも今回の惨事の収穫があったならば、ただ遠くに感じられていた気候変動が自分の安全と命を脅かす現実の問題として近づいてきたことを認識することになったことではないか。『パラサイト』のポン・ジュノ監督はこれに先立ちハリウッド進出作である『スノーピアサー』で凍りついた地球に生き残ったごく少数の人が死闘を行う未来を描いた。2013年の映画で、驚くべきことに劇中の背景は2031年だ。SF的想像力の産物だが、1日と置かずに地球のあちこちから聞こえてくる気象異変の猛烈なサイレンのせいなのか、以前のように何気なくやり過ごせない。あの日の夜の豪雨は恐怖だった。何もしないでそのまま暮らしてきた通りに暮らしてもいいのだろうか。ならない話だ。私たちに残された時間はそんなに多くないのかもしれない。

ヤン・ソンヒ/中央日報コラムニスト

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    2022.08.17 11:33
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    尹錫悦大統領が9日にソウル・新林洞の半地下住宅浸水被害現場を視察している。ここでは発達障害の姉と小学校6年生の娘、彼女らを扶養した40代の女性が水に飲まれ死亡する事故が起きた。[写真 大統領室写真記者団]
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