【コラム】バイデン公約19カ月ぶりに通過…韓国は就任直後に最大の補正予算(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.16 15:47
◆中国包囲「デジタル万里の長城」構築
産業研究院のキョン・ヒグォン副研究委員は「ロシア・ウクライナ戦争と台湾を巡る両岸葛藤など、対外危機と経済沈滞、大法院(最高裁)の判決を巡る堕胎論争、銃器規制など対内的に多層的分裂に直面していたが、米国指導部は半導体と科学法を超党派的に処理した」とし「半導体産業のグローバル分業体系が2025年ごろに再び構造的転換期に突入する」と分析した。
対外経済政策研究院は昨年末に発刊した報告書「米中半導体覇権競争とグローバルサプライチェーン再編」で「米国は半導体の核心技術に対する統制を強化し、中国半導体産業が新技術に接近できないように中国を包囲する『デジタル万里の長城』を築き、徹底して中国の接近を遮断する」としながら「短期的には米国主導のサプライチェーンに積極的に進出し、我々自らのサプライチェーン安定化にも力を傾ける必要がある」とした。韓国は2020年を基準として、中国と香港にメモリー半導体の71.3%、システム半導体の46.6%を輸出している。韓国半導体企業は中国に進出した多国籍企業と中国企業の高い需要を背景に生産規模を大きくしてきたため、対中輸出依存度が高くならざるをえない。半導体素材と装備輸入では対日依存度が高い。特定国家に偏重したサプライチェーンを分散させる必要がある。