【社説】韓日関係の改善、実践につながるように
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.16 10:14
尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は昨日8・15光復節(独立記念日)祝辞で「大胆な構想」と呼ばれる北朝鮮に対する提案を明らかにした。北朝鮮が核開発を中断して実質的非核化に転換すれば、その段階に合わせて▼食糧供給▼発電送電▼港湾・空港の現代化--など画期的支援をするという方針だ。北朝鮮が拒否感を示す「先非核化・後支援」でなく、北朝鮮が交渉の場に出る初期から支援措置をとるというのがポイントだ。大統領室関係者は国連制裁の部分的免除も国際社会と協議する予定だと明らかにした。
その間尹錫悦政府の北朝鮮に対する政策は北朝鮮制裁と圧力にのみ頼る強硬一辺倒だと認識されてきた。非核化を条件とした北朝鮮への支援公約は北朝鮮の呼応を得なかった李明博(イ・ミョンバク)政府の「非核開放3000」と似ているとし、注目を集めることができなかったのが事実だ。こうした中で5月就任式で明らかにした「大胆な計画」を具体化した提案を公表したわけだ。