<Mr.ミリタリー>台湾情勢、対岸の火事でない…鶴翼陣のような対策を=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.11 10:12
◆中国の弾道ミサイル脅威に米空母は接近できず
中国が今回の射撃訓練で東風ミサイルを11発を発射した理由も、米海軍の接近を警告したものと考えられる。中国人民解放軍東部戦区の報道官は5日、東風ミサイル発射について「精密打撃と地域拒否能力を点検した」と述べた。有事の際、米海軍が台湾を助けるために進入すれば、東風ミサイルで精密打撃するということだ。実際、米空母「ロナルド・レーガン」はフィリピン近隣に非常待機した。米国はこうした状況が早くとも2025年、遅ければ2030年ごろ発生すると考えていた。中国が2025年以降から第1列島線内への米海軍の進入を防ぐという。いわゆる接近阻止・領域拒否(A2AD)戦略だ。2030年は中国が台湾への上陸作戦能力を備える時期だ。