俳優チョン・ウソン「監督という地獄の扉を開けて入ってきたイ・ジョンジェ氏、積極的に支持した」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.08 16:18
「90年代映画『太陽はない』で出会って友人になった2人の俳優が、スターという修飾語に慢心せず、心から映画づくりをやってきたという意味が退色しなかったようで安心しています」。俳優仲間であり親友イ・ジョンジェの監督デビュー作『HUNT(ハント)』(原題、10日公開)に主演で出演したチョン・ウソンは作品の仕上がりについて「多くの称賛を送ってくださっている。基準点以上をお見せすることができたようだ」と話した。
同作は俳優イ・ジョンジェの初めての監督作という点以外にも、イ・ジョンジェとチョン・ウソンという韓国を代表する2人の俳優が『太陽はない』(1999)以降、23年ぶりに共演した点に意味がある。2人は今回の映画で互いに少しの譲歩も許さない演技対決を繰り広げる。1980年代初め軍部独裁時代を舞台にしたこの映画は、安全企画部に隠れたスパイを探し出すために互いを疑い、葛藤し、大統領暗殺という巨大な事件にぶつかるスパイアクションドラマだ。チョン・ウソンはスパイを突き止めるよう上部から指示を受けて、海外チーム次長のパク・ピョンホ(イ・ジョンジェ扮)の尻尾をつかみ隠された実体に迫ろうとする国内チーム次長キム・ジョンド役を演じた。軍人出身の意志の強さと揺るぎない信念が際立つキャラクターだ。