ペロシ議長離れた後に中国の報復、台湾6方向包囲訓練し農水産物輸入中断(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.04 07:35
ペロシ米下院議長の台湾訪問に対抗し中国が台湾を封鎖するような武力示威に出て台湾海峡の緊張が高まっている。中国は米国に向けては強硬発言の中でも直接的軍事行動はしていないが、台湾を狙っては強硬な軍事的・経済的反撃に出た。中国が2016年に在韓米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)システム配備の時に対米報復よりは主に韓国を狙って報復性措置をしたのと似た姿だ。
台湾を管轄する中国人民解放軍東部戦区は2日夜から台湾周辺で一連の連合軍事行動を展開すると明らかにした。中国国営新華社通信は台湾を囲む形で設定した6つの区域の緯度と経度を紹介しながら人民解放軍が4日正午から7日正午まで該当海域と空域で重要軍事訓練と実弾射撃を実施すると伝えた。これら区域の一部には台湾の領海も入っている。台湾第2の都市高雄と近い南西側の訓練区域は台湾本土との距離が16キロメートルほどと近い。新華社通信は「安全のためこの期間に関連船舶と航空機はこれら海域と空域に進入してはならない」と通知した。これに先立ち中国軍はペロシ議長が到着した2日夜に21機の軍用機を台湾の防空識別区域(ADIZ)南西空域に進入させ武力示威を行った。