TSMC「中国の台湾攻撃時は工場停止、中国経済にも打撃」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.03 08:35
世界最大のファウンドリー(半導体委託生産)企業である台湾TSMCの劉徳音会長は、「中国が台湾を侵攻するならば経済混乱を招くだけでなく世界秩序も崩壊するだろう」と強調した。劉会長は1日、CNNとのインタビューで「中国の台湾侵攻の際に最も懸念されるのは中国ではないかもしれない。中国が台湾を攻撃するならば、それにより世界秩序が変わるため半導体チップは重要な問題ではない」と診断した。
劉会長は「半導体製造過程は欧米や日本などとリアルタイムでの連結に依存するため、中国が台湾を攻撃するならばTSMCの工場は止まるだろう。この場合TSMCの売り上げの約10%に相当する中国の経済的混乱も避けられないだけに、中国は行動に出る前にこれを考えなければならない」と話した。彼は「われわれはロシアのウクライナ侵攻を通じて教訓を得なければならない。戦争は西側とウクライナ、ロシアのすべてが敗北するシナリオを作った。衝突を避け世界経済のエンジンを回し続けることが重要だ」と強調した。