グラミー賞を受けられなかったBTS、人種差別のせいだと思ったが…勘違いだった(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.08.02 09:40
--K-POPファンも多様な集団で成り立っている。この様々な集団の意見が衝突する時、K-POP歌手はどうすればいいだろうか。
「私は文化戦争の序幕が開かれていると考える。同じ歌手のファンの間でも各自他の国と文化圏出身のファンの立場が衝突する可能性がある。結局、人数が多く結集力が高い方が勝つだろう。そこで歌手と企画事務所は決定を下す際にファンダム内のどの集団がより大きいかを考慮する必要がある。そのような戦略の結果を現在私たちが見ているが、最近ロシアのウクライナ侵攻に対して声をあげるK-POPアイドルがいなかった。なぜなら、ロシアのファンやロシア側に同調する国出身のファンたちの顔色を伺わなければならないためだ。彼らは無視できない数字だ。インドネシアが親ロシアになり、インドネシア国民のほとんどがロシアの侵攻を応援している。インドネシアは人口2億に成長しているK-POP市場だ。彼らに背を向けたい歌手はいないだろう。そのような面ではファン中心主義はK-POPの競争力だが、他の国と文化圏のファンの間で紛争を起こす余地がある。歌手はファン、いやファンの中でも数多い地域のファンたちの言いなりに行動する可能性がある」