【借金の罠にかかった韓国MZ世代】504兆ウォンの「借金の罠」 出口ない
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2022.07.30 09:09
MZ世代(1980年-2000年代初め生まれ)が莫大な借金を抱えている。昨年末基準で家計貸出全体1862兆ウォン(約191兆円)のうち27.1%の504兆ウォンが20代・30代だ。
中央SUNDAYは昨年9月、「20代・30代への貸出が銀行だけで260兆ウォンと、3年間で1.5倍に増加した」とし、「ピットゥ(借金して投資)」の危険性を指摘した。しかし「ピットゥ」は続いた。「資産増殖の終列車にでも乗らなければいけない」と考えて融資を受けてアパートを購入し、暗号通貨に投資した。政策金利引き上げ、資産価格の暴落で残ったのは莫大な借金だけだ。
金融監督院は家計貸出金利が7%になる場合、190万人が所得の70%以上を元利金償還に充てることになると推算する。今でも20代・30代の負債者の9%は所得の半分近くを元利金の償還に使っている。すでに昨年からMZ世代の個人再生手続き申請とうつ病患者が急増している。