【コラム】借金投資族の傷=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.28 11:16
この2年間騒がしかった流動性パーティーが終わった。残ったのは頭が割れるような二日酔いだけだ。資産価格に含まれていたバブルが消え、借金をして投資していた人たちが悲鳴を上げることになるという心配があちこちで聞こえる。
今年初めだけでも彼らはうらやましさとねたみの対象だった。低金利で銀行から金を借りられる高信用者はあらゆる手段で資金をかき集めて家を買った。昨年の国内の住宅(付属土地含む)相場を合わせた住宅時価総額は6534兆1876億ウォンで、1年ぶりに14.1%(808兆4488億ウォン)増えた。金を借りて家を買った人たちとそうでない人たちの資産格差はさらに広がった。
家を買うことができなかった青年らは一攫千金を狙って暗号資産投資に出た。価格変動が激しい暗号資産に蛾のように集まった彼らのスローガンは「漢江(ハンガン)ビューのマンションを買うか、漢江に飛び込むか」だった。株式と暗号資産への投資で数十億ウォンを稼いで会社を辞めたという武勇談に夜も寝られない人も多かった。