◆「警察局反対」国会請願１０万人超える

変数は全国総警会議を主導したリュ・サムヨン総警の提案だ。リュ総警はこの日午後６時３０分ごろ、警察内部ネットワークにコメントを載せた。リュ総警は「全国総警会議以降、警察局設置および指揮規則新設をめぐる国民的な議論が進んでいる。今後、国会も警察の民主的統制案に関する議論を継続すると予想する」とし「ここで警察官がまた集まるのは国民に心配をかけることになりかねない」と書いた。リュ総警のコメントは警察局新設に反対する国会「国民同意」参加人員がこの日、開始８時間で１０万人を超えた後に載せられた。国会法上１０万人を超えれば所管常任委員会が正式に該当案件を扱わなければならない。

リュ総警は同僚警察官に向けて「精製されていない意見の提示と抗議だけで警察の民主的統制装置が用意されるのではない」とし「ひとまず国会で議論される過程を見守り、支持する案を国民の一人として後押しすることを望む」と呼びかけた。リュ総警のコメントが掲載された後、警察庁は２７日から３日間、全国１８市・道庁長の主管で現場警察官を対象にした意見聴取を進めると明らかにした。

一方、政府はこの日、政府ソウル庁舎で韓悳洙首相の主導で国務会議を開き、行政安全部警察局新設のための「行政安全部とその所属機関職制一部改正令案」を議決した。行政安全部に警察局を新設し、警察１２人を含む計１３人を増員配置するという内容だ。行政安全部の警察局新設案は来月２日から公布・施行される。

韓国大統領「総警会議は国家紀綱紊乱」…警察内部では「１４万人警察会議」（１）