【コラム】米国を襲った「絶望死」、韓国も危険レベルに
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.20 15:08
自殺と薬物・アルコール中毒に伴う死を意味する「絶望死(Deaths of Despair)」は2015年ノーベル経済学賞を受賞したアンガス・ディートン氏が提起した社会問題だ。ディートン氏は貧富の差が広がり、米国低所得・低学歴の白人労働者階層が国家共同体から疎外され、絶望死の絶壁に追い詰められていると診断した。韓国でも同じような現象が現れている。
19日、放送通信大学のカン・サンジュン教授らが実施して発刊した大統領直属の政策企画委員会研究用役報告書「韓国の絶望死研究:原因の分析と代案提示」によると、韓国は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち自殺率1位という汚名を長期間維持している。自殺は10代・20代・30代の死亡原因1位、40・50代では2位だ。主に関係の難しさと経済的問題によって極端な選択をする。