核心鉱物の需要、2050年までに6倍増…「韓国も積極的に確保すべき」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.15 13:07
各国の炭素中立努力を受け、リチウム・コバルト・レアアース(希土類)のような核心鉱物(Critical Minerals)の需要が2050年までに6倍以上増えるという分析があった。韓国も核心鉱物の確保に積極的に取り組むべきだという指摘が出ている。
経済協力開発機構(OECD)韓国代表部が国際エネルギー機関(IEA)の資料に基づいて作成した報告書「クリーンエネルギー転換と核心鉱物の役割」によると、リチウム・ニッケル・コバルト・マグネシウム・黒鉛は二次電池の性能と寿命、エネルギー密度に重要な役割をする。レアアースは風力タービンと電気自動車モーターに入る永久磁石に必須であり、電力送配電網には大量の銅・アルミニウムが使用される。
炭素中立を達成するために2040年までにこうした核心鉱物が2020年比で4倍、2050年には6倍必要となる。例えば、電気自動車には一般自動車よりも6倍多い核心鉱物が入り、陸上風力発電所も似た規模の天然ガス発電所より9倍多く必要とするからだ。