米英の情報機関トップ「中国が西側の技術広範囲に奪取…50人をスパイ容疑で追放」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.07.07 16:49
米連邦捜査局(FBI)と英情報局保安部(MI5)のトップが初めて共同記者会見で中国の危険性を警告した。中国政府が全世界の情報要員と自国企業、大規模ハッキングなどあらゆる手段を動員して西側技術の奪取に力を入れているということだ。彼らは中国が台湾を侵攻する場合、中国内の西側企業の施設を人質に取り国際社会の制裁を回避しようとするだろうとみた。
英BBCとフィナンシャル・タイムズなどによると、FBIのレイ長官とMI5のマッカラム長官は6日、ロンドンのMI5本部で民間企業最高経営責任者と大学関係者らが参加する懇談会を開いた。その後に開かれた記者会見で2人は「中国政府があらゆる手段を動員して西側の知的財産と技術を盗んでいる」とし、中国が全世界に情報要員を投じて国レベルで大規模ハッキングを行っていると主張した。外信によると米英両国の情報・捜査機関トップが共同記者会見を行ったのは今回が初めてだ。
レイ長官は「中国政府は西側の技術を盗んで市場を支配するため自国企業まで活用している。(西側企業が)中国企業と取引するのはすなわち中国政府、さらには中国国家安全部と人民解放軍と取引するもの」と話した。