【コラム】宇宙ガバナンス「どこに」でなく「どのように」が重要だ=韓国(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.27 14:06
◆次世代ロケット開発に弾み
ヌリ号は韓国初の国策研究事業の全電子交換機(TDX)開発を思い出させる。1983年に開発に成功されたTDX-1は当時、世界市場に出すほどの先端技術だったとは見なしがたい。電話の需要が急増し、外国製品はいくらでもあったが、独自に開発したTDXの成功は情報通信先導技術の開発に挑戦する自信を与え、国家研究開発推進体系を構築した。これがコード分割多重接続(CDMA)方式移動通信技術システムの官民合同開発につながり、こうした成功が蓄積して今日の情報通信技術強国が築かれた。