【社説】世界7大宇宙強国の希望を打ち上げた韓国型発射体ヌリ号
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.10.22 10:33
純粋な国内技術で作られた初めての韓国型宇宙ロケット「ヌリ号」が昨日午後5時、全羅南道高興郡外羅老島(チョルラナムド・コフングン・ウェナロド)の羅老宇宙センターから打ち上げられた。航空宇宙研究院が打ち上げボタンを押すとヌリ号はエンジンから火柱を吹き出しながら宇宙軌道にのって飛行し始めた。ヌリ号は127秒後に高度59キロメートルに達して推力300トン級の第1段ロケットを分離して海に落とし、第2段ロケットの分離に続き離陸976秒後に高度700キロメートルに到達した。全飛行過程を正常に遂行したが、重さ1.5トンのダミー衛星が目標地点の地球低軌道には至っていなかった。
この日のヌリ号打ち上げは未完の成功だが、宇宙強国の希望を打ち上げた。現在、宇宙強国は米国・中国・ロシア・インド・日本・欧州宇宙機関など6カ国が挙げられる。宇宙強国は▼衛星ロケットの自力開発▼常時打ち上げ可能▼衛星情報活用能力--など3つの要件を備えていなければならない。韓国はヌリ号打ち上げ成功でその足がかりを整えることになった。昨日、十分な速度に至らずダミー衛星を目標軌道にのせられはしなかったが、第1~3段に達するエンジンの燃焼とフェアリング分離のような核心技術を確保した。