【コラム】韓米の戦作権転換、連合作戦能力を確保するまで保留すべき(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.22 16:00
◆北朝鮮は独自の核攻撃能力保有
韓国戦争(朝鮮戦争)直後、韓国には北朝鮮の再侵略にいかなる対応能力もなかった。信頼するのは国連軍だけだった。国連軍司令官が委譲された作戦統制権で全権を行使した。作戦計画はもちろん戦力運用で韓国はいかなる権限もなかった。これという武力手段がない韓国としてはこうした状況で国を守らなければならなかった。1972年にタイ軍が撤収し、国連軍には米軍だけが残り、名称と役割に問題が生じた。こうした理由で1978年11月に韓米連合軍司令部が創設され、国連軍司令部は停戦管理任務に専念することになった。