文政権で「脱原発」叫んだ5年間…むしろ放射性物質排出11%増加
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.15 11:15
慶州市の月城原子力本部の原子炉。左から月城1号機、新月城1号機、新月城2号機。 中央フォト
文在寅(ムン・ジェイン)政権の5年間「脱原発」を叫んだが、原子力発電所から大気と海洋に排出された放射性物質の量はむしろ増えたことが分かった。2016年と21年を比較すると、韓国国内の原発の全体発電量は2.5%減少したが、放射性物質の排出量はむしろ11.4%増加した。
韓国水力原子力(韓水原)が15日に出した「2021年原発周辺環境放射能調査および評価報告書」によると、昨年、国内の原発から大気と海洋に排出した放射性物質は計420兆1000億ベクレル(Bq、放射能単位)だ。大気への排出が171兆5000億ベクレル、海への排出が230兆6000億ベクレル。文在寅政権の発足前の2016年の総排出量360兆8000億ベクレルと比較すると11.4%増えている。