「静かな内助だと思います」

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の夫人、金建希（キム・ゴンヒ）氏が盧武鉉（ノ・ムヒョン）元大統領の夫人、権良淑（クォン・ヤンスク）氏を表敬訪問した１３日、記者団と会った大統領室関係者は「権氏に会うのは静かな内助の範疇を超えたのではないか」という質問にこのように答えた。「配偶者としての役割をどのように規定するかはよく分からない」とも答えた。この日午前には犬食用をめぐる論議など動物権に関する金氏のメディアインタビューも公開された。この関係者はインタビューに対しては「大統領の手が届かない遠いところ、そうしたところにも目を配るという意味でインタビューを行ったのではないか考える」とした。

大統領選挙時代には金建希氏が「静かな内助」を約束した。「虚偽履歴」疑惑など自身をめぐる論議が大きくなると、昨年１２月２６日記者会見を通じて「夫が大統領になっても妻の役割に限って充実にする」と直接明らかにしたのが契機だった。その後、尹大統領は「第２付属室を廃止する」という公約も発表した。伝統的に第１付属室は大統領、第２付属室は大統領配偶者を補佐する役割を果たしてきた。第２付属室の廃止は「大統領夫人としての公式的な役割をしない」という意味だった。

そうした金夫人は先月１０日、尹大統領の就任式に参加して以来連日「目立つ活動」でメディアを飾っている。金夫人は最近一週間に限っても▼顕忠日追悼式（６日）▼中央報勲病院訪問（６日）▼映画『ベイビー・ブローカー』観覧（１２日）－－など３つの夫妻日程をこなした。５日、北朝鮮の弾道ミサイル挑発で取り消しになったが、「環境の日」を記念したゴミ拾い行事にも尹大統領と同行する予定だったという。さらに、金夫人は尹大統領当選以降、インスタグラムアカウントを再開して様々な写真を投稿しており、時には動物保護に関連した意見も書き込んでいる。

１週間に３回の活発な活動にも「金建希氏の静かな内助」…野党「公約破棄」（２）