【コラム】ワクチン・食糧など政府開発援助の拡大で韓国も世界に貢献を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2022.06.10 11:01
全世界で生活物価が高騰し、政治問題に飛び火している。ポストコロナ時代を迎えて全世界的に各種原材料の需要が高騰し、これに加えてロシアのウクライナ侵攻と西側の経済制裁でエネルギー・食糧のサプライチェーンが「動脈硬化」を起こしているからだ。
物価は過去の記録を召還している。韓国の5月消費者の物価上昇率が前年同期に比べて5.5%で世界金融危機を体験した2008年8月(5.6%)以降13年9カ月ぶりに最高だ。外食物価は7.4%が上昇して1998年通貨危機以降最も高かった。特に、石油類は先月前年比34.8%も高騰した。全体消費者の物価上昇率5.4%の中で1.5%ポイントを引き上げたため、「主犯」と呼ばれるしかない。いくら遠方の戦争も他人事でないことを実感する。